インテージテクノスフィア技術ブログ

株式会社インテージテクノスフィアの社員達がシステム開発や仕事に関する技術情報を随時掲載いたします

システム開発研修報告第一弾:「チーム運営」に向き合う

こんにちは、アイダです。 当社では「ワクワク システム開発研修2020!~あつまれ未経験者~」と題してプログラミングに課題意識を持っている社員や、開発を経験したいと考えている社員のための研修があります。 オンライン学習、周辺技術ハンズオン、チームでの開発実践の3フェーズに分けて、4ヶ月という期間で、プログラミング学習から開発実践までを体験します。現在はフェーズ3に入り、成果物完成に向けて過渡期を迎えています。 社内では「ワクワクしながらPythonを学べる」という事から通称「ワクPy」と呼ばれいます。 活動は、社内で導入しているコラボレーションプラットフォーム「Microsoft Teams 」(マイクロソフト・チームズ) で共有し、企業向けウィキ「Confluence」(コンフルエンス)で社内にブログを発信しています。そこに昨年度のワクPy卒業生がコメントを入れるなど、部署を超えての人脈形成も活発になっています。 この活動を紹介すべく、3チームの各リーダーが交代でブログを投稿します!第一弾は、Tさんです。

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はじめに

初めまして。旅行BI部開発1GのTです。

「ワクワクシステム開発研修2020」は今年の1月中旬から3チームに分かれて開発しており、その中の1チームのこれまでの振り返りをしていきたいと思います。

この記事を書くにあたり、チームメンバーにアンケートに回答いただいたので、そちらを交えつつ書いていきます。

◆この研修に参加しようと思ったきっかけ

メンバーに共通しているのは、普段の業務で携われていない部分を体験したいというところ。
研修の概要と受講対象者はこんな感じで社内掲示されてました。

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研修概要だと、プログラミング!とか、技術を広く浅く学ぶ!がメインな印象も受けていたのですが、 ちゃんとクライアントを立てて、ヒアリングしてユーザストーリーを作って、画面レイアウトを作って・・・ 研修なので、厳しいクライアントではないですし、そんなに時間をかけられる工程ではないものの、上流工程も体験できます。

また、下記読み進めていただくとわかるかと思いますが「チーム運営」についても色々考えさせられる研修となっています。

◆現在:

【学びになったこと】

・APIなど、名前とその概念はなんとなく知ってはいても、実際どのようにして作られ、使われるのかイメージがなかったが、今回の研修で大枠を理解することができた。(Iさん)

・API、JS、html、などへの理解度が上がった。(Cさん)

4人で作業分担しているので、その分担によってAPI、JS、html …等の理解度にバラつきはあるものの、 昨年の成果物を参考に、自分たちの作りたいものはどうやったら実現するのか等それぞれ試行錯誤する中で 「こうやればいいのか」とか、「あ、あのときの講義の説明はこういうことだったのか」という感じで理解を進めています。

また、技術的な面はもちろんですが、

・グループメンバー間の交流を効率的に進めること。(Pさん、Cさん)

4人とはいえ、タスクの洗い出しや、計画、進捗の共有方法、認識合わせ・・・ どれも怠ると後々手戻りになることも多く、やはり重要だなと改めて痛感しました。

【うまくいってないこと】

・チームで進めていく中で、役割分担や、情報共有などチームならではの進め方に戸惑ってしまうことが多かった。(Iさん)

・ツールが多すぎて、うまく使ってない。たまに理解間違いところがあった。(Pさん)

・開発で使っているツールが多すぎて、全部理解して応用する時間がなく苦戦している。(Cさん)

研修で初めて使うツールと出会うことが多く、ついつい使うのを避けてしまったり、 ようやく使い始めてみたものの、ルールや使い方が合っていないのかあまり使われない・・・等、苦戦中です。 また、個人的にはチーム運営の難しさを実感しました。(慣れやコツみたいなものもあるかもしれないですが…)

ツールに限らず、一旦、このルールでやってみようとするものの、 何かそこにうまくハマらないとかがあった時に、シュンと止まってしまったり、鈍くなってしまったり(すごい抽象的な表現でごめんなさい) あまりかっちりとルールを作ろうと意気込んでやらずに、見直していこうくらいの気持ちで進めて、 どこならしっくりくるのか、ここはどうにもならないので代わりにどうするか等、やりながら微調整しながらやっていくしかないんだなと感じました。

◆これからにむけて

・作業を進めていくうえで、分からない事は色々と出てくるが、その壁にぶつかったときにどうするかというのがとても重要だと感じた。  自分で調査しても良いし、人に状況を共有して聞いても良いし… 思考停止して止まってしまうのが一番良くないと実感。  自分の作業を行っている中で発見したミスや気づきをチーム内にしっかりと共有して、認識の間違いや手戻りを少なくして、 効率よく開発を進めていけるように取り組んでく。(Iさん)

・調べる能力は大事!
  残念なこと:ツールが多すぎて、うまく使ってない(個人的にConfluenceとTeamsは、うまく使われていると感じる)
  嬉しいこと:調べたり聞いたりした上でreact文を書いた(エラー解消については一番勉強になった)
 引き続き積極的に参加していきたいと思う。 (Pさん)

  ・最初質問するのは怖いが、メンバーたち優しくて、リーダーが質問しやすい環境が作ってくれてありがたい。  そのおかげで、たくさんのコミュニケーションを取って、発信力を鍛えると思った。  ツールに対する理解度をもっと高めて、発信できるように頑張りたいと思う。(Cさん)

私も含め、最初はチームのTeamsチャンネルに色々投げていくのが緊張するな・・・というところがあり、 チャットの雰囲気も事務連絡中心で少し寂しい雰囲気でした。 しかし、実装フェーズも中盤を迎え、チームメンバー各自が担当している実装で、これができた、これがエラーになったとこまめに共有するようになり、活発な雰囲気に変わってきました。

共有すると、自分ひとりで考えるより、対処の進め方も整理されて効率的に進むし、 そこに参加できなくても見返して勉強になるなと感じました。 また、エラーをみんなで解消できると、その喜び・達成感も分け合えるような感じがしますね!

活発になってきたこの雰囲気を大切に、 みんなで色々試行錯誤しながら最後まで走り切れたらと思います!